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LUMINEやイトシアなどここ10年ですっかり生まれ変わったJR有楽町駅周辺。
かつての昭和レトロの色濃い街並みはすっかり姿を消しましたが、銀座方面へ少し足を伸ばせば話はまた別。明治時代から営業を続けている老舗も多く、創業100年以上というお店も珍しくありません。大正ロマン香る重厚なゴシック建築や大理石づくりの建物など、全国でもこのエリアでしか見ることができない風景にぜひ接してみてください。
また並木通りや銀座桜通りなど大通りから少し離れた細い通りには小さなギャラリーが多く、昔から多くの文人や芸術家に親しまれ、愛された街であることがよくわかります。このエリアで働くようになったら、休憩時間などにぜひ見学してみましょう。
さて、かつては銀座といえば高級ブランドのメッカでした。しかしご存知の通り近年は欧米を中心としたファストファッションの旗艦店の激戦区となっています。カジュアルブランドの進出に「銀座らしさが失われるのでは」と心配する声もありましたが、従来はラグジュアリー一色だった銀座にカジュアルの新しい風が吹き込んだことで、伝統と先端文化がバランスをとって共存する新しい「銀座スタイル」が定着しつつあります。
有楽町・銀座エリアにある企業やお店は非常に高いこだわりとプライドを持っています。
江戸時代、銀座は「職人の町」として発展していました。
明治以降、海外から服や靴、帽子...といった新しいファッションが海外からもたらされるようになると、銀座の職人たちはそれを日本人の体型やライフスタイルに合うよう改良を重ね、輸入品よりもさらに高品質な製品をつくろうと努力し続けた結果、「高級品なら銀座に限る」といわれるまでになったのです。
こうした歴史的な経緯がありますから、銀座の老舗はお互いに「銀座のイメージを汚すような店に出店を許してはならない。銀座にふさわしくない商品を販売してはならない」という相互協定を結び、団結して銀座ブランドを守ってきました。
「銀座だから」とお高くとまっているのではなく、地域住民が一体となって銀座ブランドを守り、育ててきたというプライドがあるのです。
それが銀座の強さであり、他のエリアにはない魅力です。そういったプライドが現在も受け継がれているからこそ、銀座で働く人々を輝かせるのでしょう。
有楽町・銀座エリアは東京駅からひと駅というロケーションで、充分に徒歩圏内といえます。
JR線は有楽町駅(山手線・京浜東北線)しかありませんが、銀座駅には丸ノ内線・日比谷線・銀座線が、東銀座駅には日比谷線・浅草線が、銀座一丁目駅には有楽町線が乗り入れています。またJR線をまたいで西へ少し足を伸ばせば日比谷駅があり、ここには三田線・千代田線・日比谷線が乗り入れています。さすがに東京駅のお隣だけあって交通アクセスの充実度は都内指折りといえるでしょう。
しかし、それでありながら徒歩圏内には日比谷公園や皇居外苑といった広大な緑地があり、都会の喧騒から離れて自然の中にひたることができます。もしも仕事に煮詰まってしまったら、森林浴でリフレッシュするにはもってこいでしょう。
皇居外苑には二重橋、桜田門、夜になるとライトアップが幻想的な和田倉噴水公園など見どころも多く、このエリアに住む人・働く人の憩いの場となっています。
また日比谷公園にはテニスコートなどのスポーツ施設もあります。地域のスポーツサークルに加入したり、職場の仲間と仕事帰りに一汗流すといった楽しみ方もあってもいいかもしれませんね。
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