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渋谷エリアが持つ独特の雰囲気あるいは匂い。
都心にありがちな「気取り」とは正反対の「打ち解けやすさ」ではないでしょうか。
音楽、ファッション、放送、出版。
いろんな分野のトップクリエイターが集まる最先端の街なのに、みんな肩の力を抜いて気取らず力まず、ジャンルの垣根を超えて仲良く遊んでいます。
渋谷を歩く人々のファッションを見るとよくわかりますが、どんなに個性的すぎても決して「浮く」ということがありません。協調性や横並びが求められることの多い日本社会のなかで、まるで渋谷だけが個性の自由解放区でもあるかのようです。
その一方で、渋谷は決して「先端ほど尊重される」「古いものはバカにされる」というエキセントリックな街でもありません。
街並みを見れば新しいビルや施設の合間にきちんと伝統ある名所旧跡や史跡が残されていて、古くからこの地に住む人たちの生活や文化もしっかり根付いています。
109やヒカリエばかりが渋谷ではなく、代々木公園や明治神宮、そして百軒店商店街やハチ公像も「渋谷エリア」という空間をつくるために欠かせない要素なのです。
だからこそいつまでもこの街が古びることがないのでしょう。
「若者の街」といえば渋谷の代名詞ですが、ギャルファッションで大ブレイクした109のオープンから数えてももう30年以上。それでも今日も渋谷は若者であふれ、とっくに若者とは言えない世代の人たちも相変わらず渋谷を愛し続けています。
こんなに長い期間若者をひきつける渋谷の魅力とはいったい何なのでしょうか。
長年渋谷に通い続ける人たちの多くは、「渋谷の魅力はカオスだ」といいます。百貨店があるかと思えばその隣にファストファッションの店があり、その隣には昭和から続く古い商店が...。
こんなに雑然とした統一性のない街は他にありません。どこに何があってもおかしくない、だからこそ逆に「他の街にはいられない」人々やカルチャーが集まってくる。他の街ではちょっと許されないファッションや表現も渋谷でなら許される。そのカオスの中から「本当に新しいものが生まれてくる」のだと。
たとえば渋谷にはたくさんのライブハウスがあります。パンク、ヒップホップ、アイドル、ビジュアル系...。それこそ音楽なら「何でもあり」のカオスぶりです。
すべてが異質だから「異質なものは排除する」という発想がなく、異質なもの同士が融和してゆく。
これが渋谷の面白さであり、衰えることを知らない情報発信力の源なのかもしれません。
ヒカリエを皮切りに現在も続いている渋谷駅南側の再開発計画。最終的には高さ180mのオフィスビルと150mの超高層マンションを建設し、外国人滞在者のためのサービス付き賃貸住宅や医療施設などこれからの国際化に欠かせない設備・制度を整えて海外から多くの企業を呼びこむ計画になっています。
そしていよいよ始まる渋谷駅周辺の再開発。JR、東京メトロ、東急、京王の5駅8線に加え都内最大級のバスターミナルを持つ日本屈指の交通拠点に生まれ変わるといわれています。
地方から上京してくる人はもちろん、首都圏在住者でも迷子になりやすい複雑怪奇な渋谷駅周辺がシンプルでわかりやすくなるのは魅力的ですが、その半面「街が整然となりすぎて渋谷らしいカオスの魅力が失われるのでは」と真剣に心配する人々も少なくありません。
けれど渋谷はきっと大丈夫です。いくら整理整頓しても、それ以上のスピードで日本全国から新しい人々が渋谷に集まり、新しいカオスを生み出してゆくことでしょう。
そして再開発による国際化で、今度はアジアをはじめ世界各国から多くの人が渋谷を訪れ、渋谷のカオス度は、つまり渋谷エリアのエネルギーは今以上に高まっていくに違いありません。
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