COLUMN

品川エリア

東京南部最大のメガターミナル

品川は昔から交通の要所として栄えた街ですが、東海道新幹線の駅ができる前後から大規模な再開発が行われ、近代的な都市に風貌が一変しました。

特に大きく変わったのは東口の港側で、以前は倉庫や工場が立ち並ぶ雑然とした一角でしたが現在は「品川インターシティ」に生まれ変わり、5棟の超高層ビルが立ち並ぶおしゃれスポットになっています。
また駅南部には「御殿山ガーデン・ホテルラフオーレ東京」、そして最近完成した「ガーデンシティ品川御殿山」などがあり、品川エリアに新しい魅力を加えています。

さて、メガターミナルとしての品川に目を向けてみましょう。
品川駅には新幹線、山手線・京浜東北線、東海道本線、成田エクスプレス、横須賀線といったJR各線に加え、京急本線、京急空港線も乗り入れています。
東京駅へは最短6分、渋谷駅は12分、横浜駅は17分。羽田空港までは京急エアポート快特で13分、成田空港へは成田エクスプレスで64分。
東京23区内、横浜方面、埼玉(大宮)方面という首都圏各地への主要ターミナルとして、東海道新幹線と在来線のターミナルとして、そして羽田空港と成田空港というふたつの首都圏空港のターミナルとして、品川はまさしく「メガターミナル」の名にふさわしい役割を果たしています。

「二面性」の魅力

品川はもともと、「駅の西側は高級住宅街や大使館が立ち並ぶ高輪方面、東側は東京湾に面する倉庫・工場地帯」という二面性を持つ独特な街でした。
西口側には高級ホテルが多く、そうした雰囲気にふさわしい上品なお店や施設が立ち並んでいました。それに対し東口は倉庫や工場で働く人の憩いの場として庶民的な飲食店などが立ち並ぶ歓楽街。つまり品川は駅をはさんで西と東でまったく別の顔を持っていたのです。

二面性といえば、西側の南北もコントラストの著しい地域です。北の高台は高輪、そして南へ坂道を降りてゆくと、そこは東京を代表する一大歓楽地・五反田。こうしたコントラストは、いろいろな階層の人が交錯する品川というメガターミナルならではのものということができるでしょう。

もっとも品川インターシティの登場や御殿山の再開発によって従来の品川の雑然、混沌とした街のイメージはかなり払拭されてきましたが、いまでも東口側で表通りから一本路地に入ると昭和レトロが色濃い大衆酒場が軒を連ねていたり、一方の西口側ではハイソな方々が隠れ家的に使う知られざるフレンチの名店などがあったりして、やはりそのコントラストの面白さは他の街では味わうことができません。

国際都市・品川へ

メガターミナルといえば、これからの品川エリアはさらにターミナルとしての役割が重くなっていきます。

まず、東京=名古屋間を40分で結ぶというリニア中央新幹線。その始発駅が品川に決定しました。計画では現在の東海道新幹線品川駅の地下にリニアの始発駅が新設されることになっています。

そしてご存知のように、着々と進行する羽田空港の国際化。2014年には国際線の便数が従来の1.5倍の86便に増え、国際空港としての役割も成田空港の半分近くにまで成長しました。従来の「羽田=国内線、成田=国際線」という図式は崩れ、そうなると都心に近くて便利な羽田空港に注目が集まるのは当然です。

東京都と国の政策として、これから羽田空港をアジア一帯の国際ハブ空港(国内外の航空路線ネットワークの中心)に育てようとしています。
羽田空港が国際ハブ空港になれば、東京近郊の人はわざわざ海外旅行に成田まで行く必要がありません。そして海外からの旅行客は品川でリニアや東海道新幹線に乗り換え、名古屋、京都、大阪をはじめ日本各地を訪問するようになるでしょう。

現在のところ国際都市という印象はあまりない品川ですが、東京オリンピックが開催される頃にはアジア有数の国際都市に変貌しているかもしれないのです。

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