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新橋には「サラリーマンの聖地」という印象があります。
特にJR新橋駅の烏森口周辺では以前、テレビ局が面白がってサラリーマンの酔客に街頭インタビューを繰り返すためすっかり「酔っぱらいおじさんの町」という印象が定着してしまいました。実際にはもっと普通の、どちらかというと歓楽地としてはむしろおとなしい一帯です。
では、どうして新橋には「サラリーマンの聖地」などというニックネームがついたのでしょうか?それは新橋グルメのクオリティが非常に高いからです。
新橋=横浜間に鉄道が敷かれたのは明治5年のこと。
それ以降、新橋界隈では旅行客に食事を提供する飲食業が栄え、現在の銀座にも匹敵するほど格式の高い飲食店が多かったそうです。
その後、新橋がオフィス街として発展するとともにサラリーマンを対象とした庶民的な店が増え、その頃から「新橋の飲食店はどこも安くて水準が高い」という評判が定着しました。もちろん飲み屋ばかりでなく、鮨、割烹、フレンチ、イタリアンなどもハイレベルなお店が揃っています。
実際に新橋の歓楽街を歩いてみると、決して酔っぱらいのサラリーマンばかりではありません。
わざわざ汐留方面から足を運んだと見られるエリート風の若い男女も同じぐらいの比率で客に混じっています。
新橋駅汐留口から東へ進むとそこは汐留シオサイト。
なんと山手線とゆりかもめに沿って新橋から浜松町まで続く巨大な新興都市です。新橋側から浜松町側に渡って1区~5区に分かれ、それぞれがさらに街区に分かれています。
1区~2区は主に日本を代表する大企業の本社ビル、テレビ局などが集結し、3区~4区は超高層マンション郡とイタリア公園、5区にはイタリア街や東京茶業快感、そしてオフィステナントビル。これだけでゆうに普通の街ひとつ分以上の規模ですが、汐留シオサイトのすごいところは自然発生した街ではなく、汐留再開発計画によって計画的に造られた人工都市だという点です。自然発生した街にありがちなゴミゴミ感がなく、緑地や共有スペースも効率的に整備されています。
現在、首都圏で行われている再開発の多くはこうした大規模の人工都市化のスタイルをとっていますが、そのプロトタイプとなったのが汐留シオサイトというわけです。
シオサイトの東側は広大な浜離宮恩賜庭園。新橋エリアで働く人の「都会のオアシス」として、25万平方メートルという広大な緑と東京湾の潮風で仕事の疲れを癒してくれます。
2014年開業の「虎ノ門ヒルズ」。
これは「環状第二号線新橋・虎ノ門地区」の再開発計画によって誕生した新しい東京名所です。
新橋駅前から外堀通りを直進すると1キロも走らないうちに見えてくる巨大な高層ビル。ビルの中を環状2号線が貫通するという大胆な設計で、高さは都内でも2番目となる247メートル(ただし1位のミッドタウン・タワーとはわずか1メートル違い)。
ビル内は商業施設、ホテル、オフィステナント、マンションなどで構成されます。
総床面積25万平方メートル近い「人工都市」がまたもや新橋のすぐそばに誕生したのです。
そして虎ノ門ヒルズには、これから外国企業を東京に誘致する際に中心となる「アジアヘッドクオーター特区」のランドマークという役割が課せられています。つまりこれから新橋・汐留・虎ノ門周辺にはアジアを中心とした多くの外国企業が誘致されることになるのです。
汐留シオサイトの誕生で生まれ変わった新橋。しかしそれからまだ10年もたたないうちに、虎ノ門ヒルズの誕生でまた新橋が大きく生まれ変わるのかもしれません。
今度はどんな魅力的な街になるのでしょうか。
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