COLUMN

東京・大手町エリア

日本を代表するオフィス街

東京駅周辺から大手町にかけては「日本を代表するオフィス街」といってもいいでしょう。
特に東京サンケイビルを始めとして国際金融、情報通信・商社・マスコミ系の超高層オフィスビルが集中し、アジアの国際ビジネスの拠点となっています。
霞ヶ関が日本行政の中枢なら、東京・大手町エリアは南に隣接する丸の内とともに日本経済の中枢と呼んでもよいでしょう。

このエリアのユニークなところは「住宅がまったくなく、生活人口がゼロ」という点。
もともと皇居の大手門の門前という地理もあって一般民家を建てるのはおそれ多かったのかも知れませんが、大手町は最初から「ビジネスに特化した街」として成長し、現在では7万人ものビジネスパーソンがここに通って日本経済を動かしています。

そして、毎日7万人もの通勤の足を支えるのが地下鉄。東京メトロ千代田線、半蔵門線、丸ノ内線、東西線、都営三田線という地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅。
主要なビルには地下通路でそのまま接続されています。少々遠くからの通勤でもこれなら安心ですね。

皇居の豊かな自然のかたわらで

東京・大手町エリアの魅力は、なんといっても皇居の広々とした豊かな自然でしょう。
桔梗濠・大手濠に沿って皇居をぐるりと一周するジョギングコースは出勤前に早朝から汗を流すビジネスパーソンの姿が多数見受けられます。

内堀通り沿いに少し足を伸ばせばそこは北の丸公園。
江戸城の北の丸の跡地を国民公園にしたもので、重要文化財の田安門、清水門などの名所旧跡が数多く見られます。鬱蒼とした巨木が立ち茂り、真夏でもここに来ると木漏れ日の間を涼しい風が吹き抜けてゆきます。
休憩時間の散策や森林浴には最適ですね。ちなみにここは春には330本の桜が咲き乱れる都内屈指のお花見の名所でもあります。

「もっと手近に皇居の自然を楽しみたい」という方には二の丸庭園あたりはいかがでしょうか。
小堀遠州作の池が残された、小さいながらもしっとりと落ち着いた日本庭園です。都心とは思えない静けさ、21世紀とは思えない古式ゆかしさ。忙しい仕事の合間にここへ足を運べば、遠い古代へタイムスリップしたような気分を味わえるかもしれません。
春にはツツジやハナショウブなどが咲き、秋には紅葉が楽しめるやすらぎのスポットです。

生まれ変わる大手町

東京駅周辺の再開発は一段落しましたが、大手町はいま再開発のまっただ中。というのもあまりに超高層ビルが密集しすぎて大規模工事が困難だったことや、重要な企業・施設が集中しすぎているために再開発によって発生する業務のタイムロスが日本経済に大きな影響を与えかねないことから再開発計画が延び延びになっていたためです。
とはいえこのエリアは東京オリンピック(昭和39年)前後に日本でもっともいち早く超高層ビルが集中したあたり。さすがに築50年を迎えると老朽化の心配も出てきますし、設備の近代化や高度情報化への対応にも限界があります。

そこで現在進められているのが「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」。
広大な合同庁舎跡地を利用して、まずそこに新しい施設を作って移転できる限りの企業を移転し、空いたビルを解体して更地を作り、そこにまた新しい施設を作って...と、再開発と移転を段階的に繰り返すことで連鎖的な再開発を行うというコンセプトです。
もちろん工事完成後には個々のビルが一体的な都市空間となるよう緻密な設計がなされています。

このプロジェクトにより大手町を日本のグローバルビジネスの戦略拠点として生まれ変わらせ、国際競争力や経済成長力に弾みをつけようというのが現在の日本の国家戦略のようです。
このエリアで働きながら、大きく動き始めた日本の活力をいち早く自分のものとして吸収したい。そんな意欲を感じる方が必ずいらっしゃるはずです。

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