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その後、財団法人に行かれて65歳で退職されていますが、どういうきっかけでジャスネットを知ったんですか?
たまたまでした。財団法人を定年退職し、いきなり何にも属さない、通わないことが怖かったというか落ち着きが悪かったんです。ワンクッション置いてから仕事は引退しようと思い、転職活動を始めました。
まずはCIAの資格を生かせる仕事をWebで検索しました。望む求人は一件だけしかなかったのですが、それがジャスネットの求人でした。
それで連絡をもらったのが最初ですよね。
4カ月の派遣期間のあと、上場企業で嘱託社員としての採用になりましたので、派遣として働いている期間は短かったです。でも、派遣期間を終えてからも萩原さんが現在の上司に会いに来られる時にわたしにも声を掛けてくれて、色々話しましたよね。
そうですね。前田さんは、娘さんもジャスネットに登録されて派遣社員として就業されているんですよね。
はい。娘は最初に勤めていた会社を辞めて、事務職以外の仕事を目指すために、学校に行きながらアルバイトの仕事を始めました。勤めた先がいわゆるブラック企業だったり、仕事でケガをしたりで、なかなか長続きはしませんでした。
確かアルバイトは3カ月ぐらいで辞めたんですよね。
そういう散々な目に遭いつつも、目指した仕事に就くために勉強を続けていましたが、26歳になりその道に見切りをつけようということになり、フルタイムで事務の仕事を探すことになりました。
そこで、会計・経理など事務系に強いジャスネットのことが頭にあったので勧めました。最初はインターネットでホームページを見たり、セミナーに参加したりしているうちに、うちの娘もジャスネットと関係ができてきたようでした。その中でも、鍵になっているのは、萩原さんの存在なんですよ。
娘さんは、最初はわたしがメイン担当ではなくサポート担当だったんですが、いまはメインで担当しています。実は明日も定期訪問でお会いします(笑)
娘も、かなり忙しくしているみたいですね。経理なんで、月末月初は残業が多いのと、通勤に少し時間がかかるみたいで、その点は心配です。しかし、事務系の中でも専門職である経理で、1年以上同じ会社で勤務できているので安心しています。
娘さんは上場企業の経理部門で、週5日働かれて活躍されていますよね。
そうなんです。今日のこのインタビューも見に来るという話もあったのですが、来れないですよね(笑)
お2人同時にお会いする事は無いので、一緒にいらっしゃるところを見られないのは残念ですが、いつも一生懸命お仕事して下さっています。さすがにわたしも、親子2人を担当させていただくのは初めてなので、とても嬉しいです。
他にこういうケースは無いのですか?
ほとんどないと思います。
娘は特殊な事情もあったのかもしれませんけどね。どんな会社なのか、なんの知識もなく、飛び込みのアルバイトで行って、ちょっとひどい目に遭ったりもした。
それよりは経理部門に特化しているジャスネットさんに探してもらった方が、しっかりした会社を探してくれるだろうと、そのときは娘に話をして、結果的にもそうなったので本当によかったです。萩原さんのご対応がよかったのに尽きると思っていますが、一言で言うならば「親近感から信頼感」ということになるかと思います。
ありがとうございます(笑)
わたしも前田さんとは、30歳ぐらい歳は離れているので、父の話などをしているうちに親近感を覚えていただけたのかなと思っています。
お仕事はまかせて安心だなと思っていたので、お仕事に関するフォローの話などは特にせず、雑談を中心にさせていただいていましたね。前田さんの経験談を通じて、わたし自身の見識を広めさせていただいたところもあります。
萩原さんであれば、きちんと娘の面倒をみていただけるかなという期待もありました。
こういうのも一つの縁だと思っています。ジャスネットに紹介してもらった会社も縁だと思いますし、縁のあったところで、力を発揮して、少しは役に立てばいいかなという想いでやってきました。
ありがとうございます。これからも娘さんをサポートさせていただきます。
今度、ジャスネットが主催の「スタッフ懇親パーティー」がありますので、そのときに、3人で楽しく飲みましょう!
1973年 | 3月 | 早稲田大学政治経済学部経済学科 卒業 |
1973年 | 4月 | 大手電気メーカー 入社 |
6月 | 経理部配属 | |
1981年 | 2月 | テヘラン駐在員事務所(経理責任者) |
1982年 | 7月 | 海外関連部(海外現地法人経営支援) |
1987年 | 7月 | カナダ出向(General Manager, Administration) |
1993年 | 2月 | 海外関連部(海外現地法人経営支援) |
1996年 | 7月 | フィリピン出向(Director, Administration) |
2000年 | 7月 | 経営監査本部(内部監査、内部統制評価) |
2004年 | 10月 | 関連会社に転籍 経営監査部長 |
2008年 | 4月 | 財団法人 総務部長 |
2013年 | 9月 | 当社派遣社員として、電子機器メーカー 内部監査室で勤務(内部監査、内部統制評価) |
2014年 | 1月 | 同電子機器メーカーに嘱託社員として入社 内部監査室(内部監査、内部統制評価) |
現在、前田さんが勤務されている企業様は、創業が大正時代の老舗上場企業です。経営は安定していますが、会社の体制をより強固なものにしたいというタイミングにおいて、大手企業の経験があり、中小企業の大変さも知っている方を採用したいというご希望がありました。だからこそ、前田さんにお願いしたいと思いました。国内と海外の経験による視野の広さと、温和で誰からも愛されるお人柄が、こちらの企業様のポジションにぴったりでした。
娘さんの方は、同じ派遣先で1年以上活躍されており、少し前にお会いした際は「今まで務めた企業の中で今の企業が一番、勤務歴が長くなりました!」と笑顔でご報告くださいました。
前田さんと一緒にお仕事させていただいた期間は短かったですが、少しでも安心感を持って下さるよう心がけていました。その後、娘さんに繋いで下さり、親子二代のご担当をさせていただいたことを嬉しく思います。今回の企画は「The Partners」ですが、ご本人だけではなく、ご家族の方やご友人の方とも一緒に歩んでいけるパートナーになりたいと思います。
ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 HR事業部 萩原暁子
あなたの可能性を最大限に引き出します。
ジャスネットでは、「経理・会計」分野に係わる方々、目指す方々が描く理想のキャリアプランを実現するために、あなたのキャリアステージに適した派遣・紹介予定派遣の仕事をご紹介します。
3回の海外勤務のち、内部監査部門への配属
前田さん、こんにちは。本日はWebサイト「ジャスネットスタッフ」の「The Partners」というページのインタビューということで、あらためてお話を聞かせていただきます。
萩原さん、ご無沙汰です。本日はよろしくお願いします。
早速ですが、大学を卒業されて、新卒のころのお話からお聞かせください。
大学を卒業したのは、1973年ですね。会社は、大手の電機メーカーに入りました。
大学のときは、まったく経理には関係のない学部で、配属の際はいくつか希望を出しましたが、第3希望の経理部になりました。
しばらく国内で経験を積まれてから、海外転勤になったんですよね。
そうですね。1981年に経理の責任者としてテヘランに駐在になりました。現地のスタッフは7、8名で、経理は1名でした。その当時のテヘランは、イランイラク戦争中でした。事業所のある街に飛行機が爆弾を落とすフリをしていったりと、怖いこともありましたよ。
その話は以前も聞きましたが、ビックリでしたね。
その1年半後に日本に戻られるんですよね。
そうですね。国内で海外関連部というところに配属になりました。
当時、海外現地法人が200ぐらいあったんですね。10人いる部員で分けて担当しました。毎月届く財務諸表を点検・分析し経営層や関係部門に報告するのが仕事でした。
その後、カナダやフィリピンに行かれたあとに2000年に経営監査本部に移ってから、内部監査をやられたんですよね。これは前田さんの希望でもあったんですか?
これは、たまたまだったかと思います。わからないことが多かったので、上司の勧めもあり「CIA公認内部監査人(※)」の資格を取ることになりました。当時は国内でのセミナーもなく、教材もないので、アメリカの教科書をつかって勉強をしました。4科目あるのですが、3回目で受かりました。
(※)組織体の内部監査についての知識・技能を証明することを目的とする、アメリカ合衆国発祥の国際資格
次に内部監査の具体的な業務は、どういったことをやるのですか?
監査法人がやるのが決算書の監査ですが、われわれがやっていたのは決算書ができる仕組みや過程からもう少し広げて、業務がうまくいっているかという流れも含めて監査をするということです。
アメリカを例にあげると、監査の位置づけは日本と違って、ある意味、レベルが高いんです。一部の会社では将来の幹部は、監査をやります。なぜなら会社全体が見えるので、そういう意味で視野が拡がります。
過去の経験というか、海外駐在で経理をみていた経験で抜擢されたということもあるのですか?
抜擢ではないですが、たしかにやりやすかった面はありました。小さな組織で色々見なければいけなかった経験も役に立ちました。あとは海外関連部で、財務諸表などいろいろな資料を見たのは役に立ち、資料を少し見て内容を把握する力がついたと思います。
経理の仕事は帳簿からスタートしましたが、それだけではなく、経営管理、経営者のサポートが本来の経理の本来の仕事だということを、自分の経験のなかで実感できました。