VOICE

派遣スタッフインタビュー

最初は法務に興味が無かった!?現在大手自動車メーカーで法務職として派遣就業されているスタッフさん!

Kさん
名前 Kさん
性別 男性(40代)
雇用形態 長期派遣
経験企業 NPO法人・外資物流会社・外資IT企業・日系自動車

Q. 今日はお忙しいところインタビューのお時間頂き、ありがとうございます。まずは、現在の就業先についてお聞かせください。

A. 大手自動車メーカーで勤務しています。
私はそこのIT管理部で、社内IT(ハードウェア、ソフトウェア、サービス保守など)の購買に関する法務業務に従事しています。

Q. 法務業務のなかでもさらに専門性が高そうですね。所属されている部署の体制や業務を教えて下さい。

A. 社員の方より購買の依頼を受けて契約書を作成し、仕入先企業と交渉して購入するまでの業務を一貫して行う部署です。
所属している部門は7名体制で、部門全体で年間約2,000件対応していて、1日にすると1人1~2件位のペースで処理します。

Q. たくさんの件数を同時に処理する必要があるのですね。現在、Kさんはどの様な業務を担当されているのでしょうか?

A. 私はまだ入社して間もないので、主に契約書のダブルチェックや論点の洗い出しを担当しています。
前職のITシステム会社では販売する立場での業務だった為、今は全く反対のビジネスプロセスで、大変興味深いです。

Q. 前職の経験も活かされているのですね。次に、ジャスネットに登録しようと思ったきっかけを教えて下さい。

A. 法務職を専門に扱う人材会社を探していた時に、ちょうど"ビジネス法務"という雑誌にジャスネットさんの記事があり直ぐに登録しました。

Q. 記事を見つけて下さったのですね。ありがとうございます。2社ご就業頂いておりますが、実際にジャスネットにどの様な印象をお持ちでしょうか?

A. 派遣で働くのは初めてだったので業務上の不満や不安、相談事項などがあるだろうと思っていましたが、派遣社員として長く就業してみて大きなトラブルはなく、とても働き易いです。

Q. 働き易いと仰って頂けるのは嬉しいです。これからも順調にお仕事が出来るよう、サポートしていきたいと思います。Kさんは法学部をご卒業ですが、法務職に興味を持ったきっかけを教えて下さい。

A. 実は大学時代は条文や判例などの勉強が中心で、法務職に全く興味がありませんでした。
しかし、社会人になって輸出通関の仕事に携わったのがきっかけで興味を持ちました。今までは法律の知識だけでしたが、輸出入のやり取りをするなかで法律に基づいてビジネスが動くことを実感し、関心を持つようになりました。

Q. 最初は法務職に興味が無かったとは意外です!実際に勉強での知識と実務のギャップはありましたか?

A. 先ず最初に、私が大学時代に学んだ事は条文や判例の勉強が多く、業務にもよると思いますが、私が担当する業務には直結しなかった事に驚きました。そこで、発想を変えて知識で足りない所は条文や判例よりも、法務系の雑誌や業界に関する雑誌を読んだりして実務に活かす事にしました。

Q. なるほど。必ずしも勉強で学んだことがビジネスに直結するとは限らないのですね。現在は派遣社員として勤務されていらっしゃいますが、「派遣」という雇用形態を選ばれている理由を教えて下さい。

A. 法務未経験で、しかも中途採用扱いになり新卒採用よりもハードルは高くなります。その為、先ずは実務経験を積む事が大切だと思い雇用形態に拘らず転職活動をしました。そして前職でも法務職の派遣社員として勤務しましたが、まだ知識や経験が足りない事を痛感し、さらに広い視野を持つ為に今回も派遣社員という選択を取りました。

Q. 先ずは経験を積む事が大切ですね。ちなみにKさんから見て派遣社員として就業するメリットは何だと思いますか?

A. 現在の派遣先では、「外部の目(第三者の目)を持って仕事に取り組んでほしい。」と言われています。
私は、派遣社員は第三者の視点から会社を見る事により様々な経験ができ、派遣先企業にとっても外部の意見を取り入れる事で会社としての幅が広がるという事は双方にメリットだと思います。

Q. 確かに双方にとって大きなメリットがありますね。前職では未経験で法務業務をされていますが、初めて法務業務を担当するにあたって心掛けた事はありますか?

A. 最初は対応出来る事が少なかったのですが、積極的に法務の知識や実務経験を積み少しずつ対応出来る事を増やしていきました。そして、社員の方のニーズを丁寧に聞いてすぐに応えられるように自分の中で知識や経験を整理し理解するようにしました。

Q. 丁寧にニーズを聞くことは、どんな仕事にも当てはまることですよね。相手とのコミュニケーションは何よりも重要ですね。次に、派遣先からも"仕事が早い!"と評判ですが、早く仕事を行うにあたり工夫されている事はありますか?

A. なるべく仕事を溜めこまないようにする事と仕事を依頼されたら期限を確認し、直ぐ仕事に取り掛かり、自分自身で必要な時間を見極めます。その後に、期限・重要度・必要な時間を総合的に判断して優先順位をつけて仕事を進めます。直ぐに取り掛かるのは、期限が迫った時に間に合わないという事にならないようにする為です。

Q. なるほど。期限を聞くことは一般的ですが、仕事に取り掛かることによって優先順位を判断するのは参考になります。ちなみに、仕事で一番の失敗や克服方法はありますか?

A. 法務未経験より始めましたので、相手の話がわからないこともありました。法務担当としてニーズを聞いて、後で調べて回答するという事もあったのですが、ある社内で大規模な会議があった時、後で調べて回答するつもりが直ぐに回答を求められて、少し曖昧なままで発言してしまいました。その結果、他の分野の方を呼び出すことになってしまい、会議の質を変えてしまいました。
その後は、状況を判断しながら必要に応じて「わからない」と直ぐに言うようにしています。

法務職を目指される方と従事されている方へメッセージ

これから法務を目指す方には、私が大学を卒業したのは少し前なので現在は違うかもしれませんが、大学での勉強としての条文や判例の存在は大きいと思います。ただ、実務は勉強と異なる部分も多いので、企業に関する法務実務の雑誌を読むなど最新の情報を集めて、今企業が求める法務像を考えた方が良いと思います。

また、法務に携わっていて正社員などキャリアアップを考えている方には、現在取り組んでいる実務内容を書き出してみて今自分に足りないことや、今後必要な知識や経験、アピールポイントを洗い出すと良いと思います。そして法務職の求人は絶対数が少ないので業種・業界を問わずに少しでも興味がある求人には応募してチャレンジして欲しいと思います。

休日の過ごし方

実は今の派遣先以外に家業があります。海外とのやり取りが多い仕事ですので、英語と中国語の勉強などもしています。
また、ストレスが溜まった時は業務に支障が無い範囲で思い切って休みを取ってリセットします。そして休みの時には仕事の事は一切考えない事にしています。

休日の過ごし方

座右の銘(心がけていること)

ある方の名台詞の一部ですが、「行けばわかるさ」をモットーにしています。
知識や準備をして取りかかる事は大切なのですがそれ以上に自分の進む方向が決まっているなら、踏み出した方が早いと思います。

担当エージェントからの一言

ジャスネットから2社目となる就業が決定し、本当におめでとうございます。
前職では、着実に成果を出している姿勢をとても評価されていたので、私も自信を持って次の派遣先へのご提案できました。そのため、今回のお仕事は、前職の派遣終了からスピーディーにご案内する事ができたのだと思います。
まだ始まって、2ヶ月弱ですが早く業務に慣れていただければと思います。
今回のインタビューで、早く仕事に取り掛かるコツを聞けたので、私も参考にしたいと思います!
これからもよろしくお願いします。

関連するコンテンツ

業界別経理のお仕事~外資系企業編~

業界別経理のお仕事~外資系企業編~

経済のグローバル化で国内に増加する外資系企業 外資系企業のイメージといえば「高収...

職場で色々な人に仕事を振られるけど、仕事の優先順位って、どう判断すればいいの?

職場で色々な人に仕事を振られるけど、仕事の優先順位って、どう判断すればいいの?

複数の社員から複数の業務指示、こんなときどう対処すればいいの? 多くの人が働く職...

業界別経理のお仕事~造船業編~

業界別経理のお仕事~造船業編~

造船大国日本 日本の造船技術は高品質で世界有数の造船大国といわれています。現在は...

業界別経理のお仕事~医薬品業編~

業界別経理のお仕事~医薬品業編~

高齢化社会でますます身近になる医薬品業 高齢化社会の到来でますます私たちの生活で...

はじめてジャスネットで働く方へ

あなたの可能性を最大限に引き出します。

  • 資格はあるのに未経験…経理・会計の実務経験を積みたい
  • 経理職に就きたいけれど、資格取得の勉強もしたい
  • 育児も落ち着き、そろそろ仕事の感覚を取り戻したい

ジャスネットでは、「経理・会計」分野に係わる方々、目指す方々が描く理想のキャリアプランを実現するために、あなたのキャリアステージに適した派遣・紹介予定派遣の仕事をご紹介します。