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小林公一KOICHI KOBAYASHI

大原簿記専門学校卒業後、ノンバンクの営業職を経て事業会社の経理担当として経験を積んだのち、当社に入社。HR事業部事業部長。
東京都出身、横浜市在住。

過去には経理担当として働いていたこともあるHR事業部事業部長小林のライフストーリーとは？

経理をやっていく人たちが活躍できる場を広げていきたい

事業会社を経て、会社の立ち上げへ

新卒のころに働いていた会社では、中小企業の社長と接する機会が多い営業部門に配属になりました。元々、簿記を勉強していたこともあり、それらの会社の決算書を目にする機会も多いなかで、決算書の作り方に興味を持ったのは自然の流れでした。

正直なところ、経理の仕組みを理解されている経営者の方は少なかったため、「世の中に経理のわかる人間がいないと困る」という思いをぼんやり感じ始めていました。この時点では、まだわたしの心の奥底にしかないものでしたが、それが「いつかは日本にもっと経理のわかる人間を増やしたい」という使命感に変わっていくのはもう少しあとのことです。

その後、何人かの仲間とともに会社の立ち上げに携わるチャンスが巡ってきました。

会社のなかでのお金の流れに興味があったわたしは、これを機にその会社の経理担当として働くことを選びました。経営者の右腕として経営に携わりつつ、経理をやりたいという気持ちは満たされたものの、経理職としてのキャリアを突き詰めていきたい、より大きな組織で働きたいという想いに駆られ、ジャスネットへ登録に行くことにしました。

訪れた転機

そのときの面接で、ジャスネット創業者の矢島に「営業と経理、2つの経験を活かせる仕事がジャスネットにある」と言われたのが、わたしの一つの転機になりました。

「そのような経験の活かし方があるのか」という衝撃がありました。経理を突き詰めていきたいと思っていましたが、もう少し広い視野で見れば、より世の中に貢献できると気づかされたのです。

ここで経理パーソンとしてのキャリアは一旦閉じ、ジャスネットに入社し、派遣事業部の立ち上げをやっていくこととなりました。

正直なところ経理には未練があり、すんなり辞められたわけではありません。ジャスネットに入ってからは派遣の営業をやりながら、経理の手伝いをしに自らを派遣し、事業会社に行っていたこともあります。そこで会計士の働きぶりを目の当たりにし、「やはりプロの仕事は違う」と感じたのは大きかったと思います。片手間で経理をやっていてもしょうがないなと思い、半年ぐらいの時間はかかりましたが踏ん切りがつきました。

常にわたしの頭にあったのは、「経験のない人が経理をやるハードルの高さ」と「勉強したことと実務の違い」でした。これらを今までの経験のなかで痛切に感じたからこそ、「経理をやっていきたい」という想いを持っている人たちの役に立ちたい思うに至りました。経理パーソンとして自分で経理の仕事をやるのも一つですが、自分より経験の深い人もいれば、もっと能力の高い人もたくさんいるわけです。自分の営業と経理の経験を両方活かせれば、そのような人たちが活躍できる場を広げるお手伝いができることになります。

人のキャリアは似ているようで同じものはないと思っています。人の人生に寄り添い、それをよりよい方向に導くサポートに関われることは素晴らしいことだと思っています。それがいままで仕事を続けてきた一つの原動力になっています。

HR事業部長として思うこと

いま現在は派遣を中心に、紹介予定、アウトソーシングのサービスを提供するHR事業部に属して、派遣事業を推進する立場ですが、あくまでも経理に関わる方々のサポートをしたいという大きな目標を達成するための手段の一つと考えています。

いままでも仕事として大変なことはありましたが、つらいという感覚はありませんでした。その都度、景気の影響による求人倍率の変動、派遣法の改正など、あおりは受けます。だからこそ、そこに存在意義があるように思います。リーマン・ショックのときであれば、仕事をどう創るのか、いまであれば逆に仕事をしてくれる方をどう育てるか、在宅事業などを通じてどのように仕事を割り振っていけるかということも大事だと思っています。そのときそのときが、自分たちが仕事に付加価値をつけられる局面であり、存在意義だと考えています。

いまわたしは、雇用形態（正社員、派遣、アウトソーシング）には捕われないところで、自分のキャリアの活かし方や違うキャリアを積むことのお手伝いをすることにやりがいを感じています。そして、これからも続けていきたいと思っています。

子ども中心の盛りだくさんな休日

趣味は、海釣り、陶芸、合気道になります。合気道は、子どもたち（男の子３人。13歳、11歳、９歳）と一緒に数年前に始めました。子どもたちに礼儀作法を身に着けさせられたらいいなということが、きっかけです。

陶芸は12、3年やっています。地区センターの趣味の陶芸教室で始めて、それが終わってからも陶芸OB会という任意のサークルに所属しながら、先生を月２回お招きしてやっています。

自分たちが家で使う器の半分以上は、わたしが作ったものになっています。そこには想いがあり、できれば子どもたちが使うもの、食べるものは自分でなんとかしたいというのがあります。それは料理についてもそうで、釣ったあとの魚をさばいたりするのも好きです。その流れで容れ物を作りたいと思ったのがきっかけでした。器の一つひとつの形が違うのも味わいがあり、気のせいかもしれませんが、料理が美味しく感じます。壊れると同じものは２つとないわけで、子どもたちにそういったことが身をもってわかってもらえたらいいなという気持ちもあります。

釣りに関しては、最近は頻度も少なくなってきましたが、子どもが船に乗れるようになってきたので、一緒に行っています。あとはキャンプもよく行きました。外遊びだけでなく、カードゲームやテレビゲームもよく一緒にやっていますね。

派遣登録者の方へ

ジャスネットが他の人材会社と違うのは、働いている人に焦点を当てていることにあります。「生涯サポート」という会社の理念にもあるように、その方と生涯つきあっていくという概念があるということです。

派遣の方々でいうのならば、いかに次の職場につなげていくかということになります。派遣の方は一回仕事が途切れてしまうと、収入や社会保険が途絶えてしまうわけです。次の職場につなげるだけでなく、「いままで経験できていないことを次で経験できるように」とか、「社員化を進める」ということにも注力しています。もう一方で、その方のキャリアや得られるスキル、時給が、より希望に近い形になるように提供していけるかということに力を入れています。

派遣で働きたい方が一番心配になるのは、次の仕事がどうなるのかということです。次の職場につなげられる方を100％にするのが、事業部として、わたしとしての一番の目標です。

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