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正社員以外の働き方としては、一般的に「契約社員」、「派遣社員」と「アルバイト」という選択肢があると思います。もちろん収入や働きやすさなどいろいろな条件の違いがあると思いますが、ここでは「派遣社員とアルバイトって、本質的に何が違うんだろう?」という大きなテーマについて考えてみたいと思います。
直接雇用とは、直接職場に雇用されること。つまり正社員・契約社員・アルバイトがこれにあたります。これに対して間接雇用とは、雇い手と働き手の間に直接の雇用契約がなく、第三者が間に入る雇用形態です。派遣社員の場合は企業と自分の間に派遣会社が入りますから間接雇用ということになります。
一見、直接雇用のアルバイトの方が気軽で面倒くさくないように感じるかも知れませんが、派遣社員には「派遣会社という第三者が間に入ってくれることにより、契約期間中は安心・安定して働ける」という大きなメリットがあるのです。
アルバイトの場合、職場の上司や仲間とうまくいっている間は問題ないでしょう。しかし、企業対アルバイトの力関係の差は大きく、もし仕事上のトラブルや人間関係に巻き込まれた時に、自分で解決しなくてはなりません。
「そんな嫌な職場はさっさと辞めてしまったほうが良い」と考える方もいらっしゃるでしょうが、急に収入が途絶えると困る方も少なくないでしょう。
「派遣は登録手続きが面倒だし細かい規則も多いし、アルバイトの方が気軽でいい」といっていられるのは、お小遣い稼ぎのうちだけなのです。
最近、「ブラックバイト」という言葉が広く使われるようになってきました。苛酷な労働条件や不利な労働契約などを押し付けるアルバイトのことを指すようです。もちろんアルバイトであっても不当で一方的な条件に従わなくてはならないということはありません。
しかし実際は立場の弱さ、組織対個人といった力関係もあって不当をはねのけられない人がたくさんいます。このような際、もし派遣社員であれば企業との仲介に入ってくれますし、そもそもそんな不当な労働契約は結びません。このように「何かあったとき」頼りになる組織があるのが間接雇用、つまり派遣社員の最大のメリットなのではないでしょうか?
(参考:毎日新聞 2013年8月8日 ブラックバイト横行 「契約無視」「試験前も休めず」)
現在非正規社員として働いている方であっても、将来もずっとそのままで良いと考えているわけではないでしょう。何かスキルを身につけて正社員に転職したり、あるいは契約社員や派遣社員としてでもスペシャリストとして評価や収入を高めたいと考えている方が多いのではないでしょうか。
アルバイトは特にそうですが、これといったスキルや資格を身につけていない人は年齢とともに仕事が限られてしまう傾向があります。「同じ条件・能力なら若い人の方がいい」というのが雇う側の率直なホンネです。
もちろん、現在アルバイトをしている方の中にも将来のために資格取得を考えたり、コツコツと勉強を続けている方も多いでしょう。しかしそういう方ほど派遣社員への切り替えがお薦めです。
派遣社員は労働時間がしっかり定められているので勉強のための時間を計画的に確保しやすいですし、契約期間が定められているため、期間中は収入や職探しの心配なく勉強に打ち込めます。
また派遣社員の場合「将来はこういうスキルや資格を身につけたいので、こういう分野で仕事をしたい」といった相談も可能です。
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