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派遣で経理職を考えている方にとって、時給の相場は気になるポイントの一つではないでしょうか。
派遣社員は働く業界や地域、派遣会社によって時給に幅があり、高時給の案件を選ぶことがキャリアアップにもつながります。本記事では、派遣経理の時給相場を詳しく解説し、業界による違い、さらに時給が高い業種3つを紹介します。
派遣経理の時給相場は、地域や経験年数、業務内容によって異なりますが、一般的な目安として以下のような範囲があります。
経験 | 時給相場(首都圏) | 時給相場(地方) |
---|---|---|
未経験~初心者 | 1,600~1,700円 | 1,200~1,400円 |
経験者(2~5年程度)*1 | 1,800~2,500円 | 1,400~1,800円 |
専門的な業務経験者 *2 | 2,200~2,500円 | 1,800~2,200円 |
*1同じ勤務年数でも経験業務によって、時給は異なる
*2 会計士、税理士は除く
<ポイント>
未経験でも経理職に挑戦できる案件は多く、時給1,600円程度からスタートするケースが一般的です。経験を積むことで、月次決算や固定資産管理などの専門業務を任され、時給が上がる傾向にあります。
経理派遣の時給は、働く業界によって大きく異なります。以下は業界別の傾向です。
●IT・ソフトウェア業界
新しい技術や急成長企業が多く、経理に求められるスピード感や柔軟性が高い分、時給が高い傾向があります(1,800~2,100円)。この業界においては、リモートワーク可といった求人も多く見受けられます。
●金融業界
専門知識が求められるため、経験者向けの案件が多く、時給も比較的高めです(2,000~2,500円)。
●製造業
長年安定している企業が多く、幅広い経理業務を経験できる反面、時給はやや平均的な傾向です(1,600~2,000円)。
時給相場: 1,900~2,500円程度
外資系企業では英語力が求められるケースが多く、これが高時給の要因となっています。USCPA、BATIC(国際会計検定)*やTOEICスコアを持っていると、採用がより有利になることがあります。
*BATIC(国際会計検定)®は、2022年度の第44回試験をもって終了しました。
●業務例
・月次・年次決算
・グローバルな連結決算業務
・英文会計書類の作成
時給相場: 2,000~2,400円
金融業界では、法規制や監査基準に基づいた厳密な処理が求められます。そのため、専門知識を持つ経験者が高く評価されます。
●業務例
・資産管理や資金繰りの計算
・金融商品取引の記録・管理
・規制対応に関連する報告書作成
時給相場: 1,800~2,400円
上場企業では、決算業務や連結会計業務を中心に高い専門性が求められるため、時給が高めです。
●業務例
・有価証券報告書の作成補助
・内部統制の監査対応
・法人税・消費税の申告補助
資格取得や実務経験の積み重ねで、時給アップを狙えます。特に以下の資格は派遣経理での評価が高いです。
・日商簿記2級: 多くの経理派遣の必須条件。
・USCPA、BATIC(国際会計検定): 外資系企業での高時給案件に有利。
・税理士試験の科目合格: 高度な税務知識が必要な案件で重宝されます。
固定資産管理や原価計算、連結決算など、専門性の高いスキルを身につけることで市場価値が向上します。
現在の派遣会社に不満がある場合、新しい派遣会社に登録することで、より高時給の案件に出会える可能性があります。
ジャスネットコミュニケーションズなど、経理特化の派遣会社を利用すると、高時給案件にアクセスしやすくなります。
一つの派遣会社に限定せず、複数の派遣会社に登録しておくことで、案件の幅が広がります。
時給、勤務地、業務内容などの希望条件を派遣会社に具体的に伝えることで、より自分に合った案件を紹介してもらいやすくなります。
派遣経理の時給相場は、業界や地域、派遣会社によって異なりますが、スキルアップや経験を積むことで、さらに高時給の案件を目指すことが可能です。また、外資系企業や金融業界、上場企業などは高時給のチャンスが多く、特に資格や専門性が評価される傾向にあります。
キャリアアップに役立つ資格などを取得すれば、派遣経理から次のステップを目指すことも可能です。少しの努力で、経理派遣としての可能性は大きく広がります!
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