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経理の仕事に役立つ
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派遣社員として何度か経験を踏んでいるとはいえ、着任間近になると、どんな職場なのか?どのような仕事を引き継ぐのか?緊張しながら当日を待ち構えている方も多いでしょう。
中には、"キャリアに繋がる仕事など、到底想像で出来ない・・・"と感じている方も多いかもしれません。
でも、あなたが少しでも能動的なスタンスで取り組むだけで、飛躍するかもしれないのです。
まずは、第一回目を読み進めて下さい。
派遣先は、業種や規模などにより、働く人のタイプや社内文化が異なります。
皆さんは、マニュアルを確認したり、社内規定を覚えたりと、尽力していると察します。
もちろん、こうしたスタンスは、派遣先の方法に順応して、ミスなくスムースに仕事を進める上でとても大切なことですが、派遣先の上司や先輩から教わったとおりの業務をこなすのみ、といった受身のスタンスでは、N.Gなのです。
ここで皆さんに質問します。
"問1"は、『あなたはこれまで、どんな仕事をしたでしょうか?』です。
"支払い業務""データ入力""小口現金処理"など、様々あったでしょう。まずは、じっくりと思い出してください。
そして、次に以下の質問をします。さて、あなたは、答えられるでしょうか?
:問2 その仕事は、どのような"目的"があったでしょうか?
:問3 その仕事は、派遣先の"会社内"でどのように貢献したでしょう?
:問4 その仕事は、"顧客"あるいは"取引先"等どのように繋がっていたでしょうか?
仕事の殆どは、目的や繋がりがあります。
たとえば、一般的に初心者クラスの方が担うとされている小口現金業務にしても、会社の流動資産の一つである現金を管理するためといった"目的"と、経費精算をする際、売上に繋がる適正な費用なのか等、精査するところから、"顧客"や"会社内"の利益貢献にも繋がっている仕事なのです。
もちろん、既に熟知している方も多いでしょうが、上記の質問に答えられない方は、軌道修正が必要かもしれません。
前述したように、派遣先の会社は、多種多様です。
つまりは、仕事の引き継ぎ方もまちまちであり、中には、単なる業務フローの説明ばかりで、その仕事の目的や会社・顧客との繋がりが省かれているケースもあるでしょう。
あなたには、引き継いだ内容を自身で整理して、もしも不明点があれば、『この仕事は、○○が目的なのですか?』あるいは、『○○部との繋がりが大事なのですね?』といった具合に、その仕事の本質を身につけるため、能動的に先輩や上司に対して、確認しながらあたることをお勧めしたいのです。
こうしたスタンスでの引継ぎを身につければ、広い視野で派遣先の会社を見つめながら、主体的に仕事をこなせるようになります。さて、あなたは、明日からどんなスタンスで臨みますか?
田村 夕美子
ビジネス系作家・経理環境改善コンサルタント
新潟市出身。企業にて管理職を担う傍ら、研修・セミナー講師や会計・人事専門誌、女性誌などへの執筆活動に従事している。中でも、現場視点の利いた、自己活性プログラム"田村式データ変換術"を用いた研修・セミナーには定評があり、会社員から起業家など幅広い層から支持されている。
主著に「できる経理の仕事のコツ」(日本実業出版社)
現在、"速報税理"にて「顧問先のリアル事情」(ぎょうせい)連載中。
URL http://nfp.cc
Email tamura@nfp.cc
ブログ「田村夕美子の素敵に・粋にデータ変換」 http://ameblo.jp/giftwind/
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