派遣で働くママが実感　通わせて分かる保育園の良さ

今回は、娘さんを保育園に通わせながら家事・育児と仕事を両立させた先輩ママの山田さん（仮名）の体験談をご紹介します。

これからのことを考えて働くことを決意

子どもを保育園に通わせてまで働く必要があるの？という疑問を持ち、一度は子育てに集中しようと決めた山田さん。
でも、これからかかる学費や住宅ローンなどを考えた場合、自分も働かないと生活が厳しいかなと思ったことが仕事復帰するきっかけとなったそうです。

保育園では色々なことを得ることができました

保育園の入園を待つ待機児童が増加しているというニュースが世間を賑わせている中、保育園探しを始めた山田さん。「4月の新学期から入園させたかったので、前年の秋ぐらいから近隣の保育園情報を集め始めました」とのこと。
運良く2つの保育園が4月に開園することを知り、条件も申し分なかったことからこの2園に絞り1月に入園希望の申し込みをしたそうです。

保育園は誰でも入園できるわけではなく、日中保育ができない状況であることが必須。
これから職探しをするというよりも、既に働いている方が入園の優先順位が高いため、派遣会社に登録し、1月からフルタイムで仕事を始めたそうです。
「1月～3月は親に頼んで、日中は電車で20分のところにある実家で面倒を見てもらっていました」と山田さん。
第一希望の保育園への入園が無事決まり、4月から娘さんは保育園での生活をスタートさせました。

入園前の説明会当日、数時間子どもを預けるというプログラムがあり、初めて娘さんを肉親以外に預けたそうです。「当時娘は1歳になったばかり。私は娘の様子を柱の陰から覗いていたのですが、窓に張り付き私のことを探している様子は今でも思い出すと涙が出そうです」と山田さん。

その後、入園式・慣らし保育を経て、本格的に保育園生活がスタートしました。
「最初は保育士さんに預けると、火がついたように泣き出し、その泣き声は園を出てしばらくしても聞こえてきました。つられて自分も泣いてしまいました」と当時の様子を語ってくれた山田さん。
お迎えにいくと一目散に走り寄ってくる姿を見て、やっと安心することができたそうです。
半年ほどこのような毎日だったそうですが、娘さんも保育園での生活に慣れ、覚えてきた歌やお遊戯を教えてくれることもあったとか。

「毎日規則正しい生活の中で健やかに育っているなと感じていました。自分がマメなタイプではないので、保育園に入る前は外遊びも寒いとやめてしまったりしていましたが、毎日裸足で駆けまわり、体を動かして遊んでいる姿がノートに記されていて。
気付いたら子どもは健康体そのもの。今でも熱を出したり、風邪をひいたりしないんです。
保育園時代の日々が今につながっているのかなと感謝しています」と笑顔で語ってくれた山田さん。

「娘の保育園は親や肉親が直接園まで送迎し、保育士さんに引き渡すのがルールなんですが、娘も自分も毎日多くの親御さんと挨拶することで、顔見知りの方が本当に多くなって。近所を歩いている時も、挨拶や立ち話をすることが増えました。知っている人が周りにいると、安心して暮らせる気がします。娘はすっかり社交的になって、すぐにお友達もできますし、高齢の方にも臆せず席を譲ったり、道を歩いていても他の人を気遣ったりすることが自然にできているのがすごいなと思います」
と保育園に通わせて良かったことや娘さんの成長を語ってくれた山田さんです。

自分のことも何でもできるようになったので、小学校での生活も不安なくスタートさせられたとのこと。
中学生になった娘さんですが、今でも保育園での楽しかった思い出を覚えていて時々話題に出るそうです。

山田さんからのメッセージ

最初は娘を保育園に預けながら働くことに対して不安や戸惑いもありました。
色々な意見があると思いますが、我が家は保育園に通わせて良かったと思っています。
今でも保育園とは交流がありますし、ママ友とは仲良くさせてもらっています。
子どもも当時の仲間とは竹馬の友といった感じです。

働くことは、自分の成長につながるだけでなく、時間の使い方も上手になって充実した毎日を過ごすことができています。今では、娘も大きくなったので残業も引き受け、正社員を目指して奮闘中です。

山田さんの体験談はいかがでしたか？
メリットばかりではなく、つらい経験もあったようですが、保育園での生活は今の生活の充実ぶりにもつながっているようです。
子どもを保育園に預けて働くということに抵抗がある方も、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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