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Column –経理に役立つコラム-

家計から考える!私のワーク・ライフ・バランス

家計から考える!私のワーク・ライフ・バランス ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)は、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」として、仕事と生活が両立しにくい現代の背景をもとに、内閣府によって定義されました。

現在の家庭内収入と今後の支出から働くことを考える

人生の中でも大きなライフイベントとなる住宅購入や子どもの進学を控え、「貯蓄をしたほうがいいの?」と考えている専業主婦の方も多いと思います。

例えば、分譲マンションを購入する場合、住宅ローンを組み、無理なく返済していくためには一般的に購入価格の2割は頭金として用意しておくとよいとされています。
その頭金を調達する方法としては、月々貯蓄をするということが基本ですが、現在、月々どのくらい貯蓄ができているでしょうか?

また、貯蓄は頭金確保のためだけではありません。
子どもの教育資金のための貯蓄も考えておく必要があります。
お子さんの誕生とともに、学資保険に加入する方が多いようですが、学資保険の保険金や祝い金だけでは教育資金としては不足してしまうのが現実。
よって進学時に困らないように学資保険とは別に教育資金の積立もしていくことが必要となってきます。

住宅購入資金のための貯蓄、学資保険の保険料、学資保険以外の教育資金積立を合わせて考えると、少なくても平均として月々5万円程度※は必要になります。
月々の生活費や光熱費、家賃などの支出を除いたら残るお金はどのくらいでしょうか?
ご主人ひとりの収入で十分というご家庭は多くはないのではないかと思います。

切り詰めて支出を減らすには限りがありますので、家庭内収入を増やすのは大切なこと。
現在少子化により企業は人手不足となっており、これから女性の労働力はより必要とされます。
そういった風潮から各企業も女性が仕事復帰しやすい環境を整備しはじめています。
時代背景も含め、家庭内収入と支出のバランスを考えることで、働くことを視野に入れながら自分自身の人生を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

※内訳
●住宅購入資金のための貯蓄:3,500万円の住宅を5年後に購入する予定で頭金700万(購入価格の2割)を用意するために、毎月3.5万円・毎年ボーナス98万円(=年2回分)を貯蓄。
●学資保険の保険料・学資保険以外の教育資金積立:子どもの教育資金と学資保険に関する調査2015 | ソニー生命保険調べ(学資保険では、1ヶ月あたりの平均支出額は8,668円、学資保険以外の教育資金積立については、平均支出額は5,065円)より引用。

ワーク・ライフ・バランスを家族で考えて

家庭があり、子どもがいると様々な出来事を乗り越えていく必要があります。
ですから、初めに触れたワーク・ライフ・バランス「仕事と生活の調和」の考え方が重要となってきます。

どのような働き方にするのか、家庭生活とのバランスをどのようにするのかを考え、自分なりのライフスタイルをグランドデザインする必要がありますが、ひとりで決めるのではなく、まずはともに生活している家族と価値観の共有をしておきましょう。

現在の生活や家庭内収入を踏まえ、自分達の求めている住宅の購入資金や子ども達の教育資金を想定し、お互いに同じ視点で計画を立てることが重要です。
女性の視点で正論を話しても、物別れに終わってしまったり、後味の悪い形になったりしてしまいます。
今まで専業主婦だったあなたが日中仕事をするということは、家族にとってはそれこそ一大事です。
「家事はどうするのか」「子どもの教育はどうするのか」など、家族としての方針をしっかりと夫婦で組み立てておきましょう。

家族の理解を得ながら、充実した暮らしを

夫婦の方針が決まったら、家族の一員である子どもともしっかり話し合うことを忘れずに。
まずはお母さんがなぜ働くのかを父親である夫に話してもらうこと。
子どもにも家庭の事情や両親の考え方を理解してもらい、仕事をはじめてからも様々なシーンにおいて家族で考えて、家族で支え合うことの大切さを認識してもらういい機会になります。
それでこそ真のワーク・ライフ・バランスが実現できるというものです。

仕事をすることは大変ですが、プラスの面もたくさんあります。経済面もそうですが、働くことで自分の新たな能力を発見したり、やりがいや充実感を覚えたりする機会も得られます。
そのためにも、時間を切り売りするのではなく、自分自身のキャリアアップに役立つような仕事を見つけ、長く続けていくことをお勧めします。

例えば、派遣社員になるのも選択肢の一つとしてよいでしょう。
特に将来的に専門職に就きたい場合は資格だけではなく、実務についての経験を問われることがあります。
何より、派遣社員として経験を積むことはスキルアップにもつながります。

生活をするためにはやはりお金は必要です。しかし、働くことは単にお金を得るという手段だけではありません。
一歩進んでキャリアアップにつながるものであれば、働く意欲も湧き、充実した人生を送ることができるでしょう。家族の理解を得ながら、家事・育児と仕事を両立させることは特別なことではありません。
一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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