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経理の仕事に役立つ
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猫の手も借りたい忙しさのときがあったり、何もやることがなくて時計とにらめっこの時間があったり。
繁閑の差が激しい職場で働く私はどう動けばいいのでしょうか。
「業務の繁閑」。仕事をしたことのある人なら、誰でも経験があるのではないでしょうか。
1日の中でも朝の業務の忙しい時間とお昼過ぎの手すきの時間、1週間や1ヶ月の中でも週初めや月末・月初めの業務の集中期間と週や月中の手すきの期間、年間スケジュールにおいても年度初めや年度末などの繁忙期とお盆の時期などの閑散期といった具合に、職場や職種によっても様々なケースがあるでしょう。
派遣就労に限らず、仕事をする場合において勤務時間中、常に取りかかる業務を確保できるとは限りません。
とりわけ、派遣就労は契約当初に担当する業務をある程度の範囲で確定させた上で仕事をスタートさせるため、自分の仕事のペースが上がれば上がる程、「午前中は忙しかったけれど、午後は時間がゆっくり流れる」「月末月初めは忙しいけれど、月半ばには手持無沙汰」など、業務の繁閑の差を感じる人も多いのではないでしょうか。
繁忙期に関しては、自分のスキルワーカーとしての存在感を存分に発揮し、集中して業務にあたれば時間が経つのも早いでしょう。では、業務の閑散期にはどのような時間の過ごし方をすればいいのでしょうか。
繁閑の差を乗り切った石井さん(仮名)の例を参考に、その対処方法を考えていきましょう。
石井さんは派遣で月曜~金曜まで週5日、午前9時~午後5時(休憩60分)、実働7時間、中堅部品メーカーで経理事務をしています。
職場では業務の繁閑の差があり、請求書の発行や経費精算が少ないときには午後の会計ソフトへの入力業務も前倒しでき、午後3時頃に指示されている業務の大半が終わってしまうことも珍しくありません。でも、契約時間は午前9時~午後5時まで。「残りの2時間をどうしようか」とデスクで悶々としている日々を送っていました。
派遣先企業の指揮命令者は会議も多く離席しがちで、なかなか派遣社員の状況を把握するまで至らないようでした。数日は机の上や引き出しの中の整理、翌日の業務準備などをしていましたが、それも限界。
そこで、石井さんは、上司に直接「何か私ができる仕事はありませんか?」と聞いてみたところ、「過去の決算に関わる書類のファイリングをし直してもらえるとありがたい」と言われました。
石井さんはもちろん快諾。今は、上司にその都度確認を取りながら、自分の業務が落ちついた時間を見計らって決算書類の整理に取り組んでいます。
「経理の面白さを感じていたので、本物の決算書類を目にできることはいい勉強になります。これを機に簿記の資格取得を目指して自分でも勉強していきたいです」と石井さんは明るく話してくれました。
派遣就労において、自分が任される業務は事前に契約で決まっています。
でも、手が空いている時間があれば、ただ時計とにらめっこをして時間が経つのを待つだけでなく、石井さんのように「何かできることがないか」と指揮命令者に聞いてみるのも良いでしょう。自分で聞いてみることが難しいような場合には、派遣会社に相談し、派遣会社を通して業務内容を再度煮詰めてもらうことも可能です。
また、大幅に業務内容が増え契約内容が変わるような場合には、派遣会社が労働条件の交渉を行ってくれますので安心です。派遣で働くということは、「今あるスキルを活かして、スキルワーカーとして活躍する」という側面の他に、「働きながらスキルアップして新しい自分を作り出す」という側面を持っています。
仕事を通して自分の能力を開発する為にも、勤務時間を有効に活用し、多様な実務経験を積んでいきませんか。
そのためにはまず、自分の置かれている状況を派遣会社や派遣先企業の担当者に正確に発信し、「自分にできる仕事がないか」を探ってみましょう。そして、派遣会社、派遣先企業とコミュニケーションをとりながら、より充実した派遣ライフを一緒に作り出してみてはいかがでしょうか。
手が空く時間があれば「何かできる仕事がないか」と上司や派遣会社に確認し、スキルワーカーとして有効な時間活用を心がけましょう。
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