負ののれんが発生した場合の英文メール

件名は具体的に

メールには、本文以外に件名を入れる欄があります。件名は「お世話になっております。●●商事の●です」というような誰からのメールが届いたのか、というものよりも、「●商品のお見積もり」、「●/●　ご来社の件」など、本文に書いてある内容がイメージしやすいものにしましょう。
毎日多くのメールが届く中、内容をひと目で認識してもらうためにも件名の付け方には工夫が必要です。円滑に業務が進むように、常に本文と連動して考えるようにしましょう。

シチュエーション

買収によって負ののれんが発生しました。上司より特別利益として計上し、本社にも報告するように言われた明子さんは、リードさんへ早速メールで報告しました。

英文メール

Subject: Regarding the negative goodwill

Dear Mr. Reid,

I hope you are doing well.
There was the negative goodwill occurrence by corporate acquisition and the accounting manager has instructed me to add this up as a special profit, so please be well informed in the head office as well.
Thank you for your attention in this matter.

○○○○○corporation
Tel: +81-3-○○○○-×××AE
Account Department
Akiko Keiri

ワンポイント 英語

• 負ののれん = negative goodwill
• 発生 = occurrence
• 特別利益 = special profit
• ～においても認識を徹底してください = please be well informed ～as well

和訳

件名：負ののれんについて

リード様

お疲れ様です。
買収によって負ののれんが発生しましたが、
これを特別利益として計上するよう、経理部長より
指示がありました。
本社においても、この認識を徹底してください。
宜しくお願いします。

◯◯○○○コーポレーション
TEL：03-○○○○-××××
経理担当
経理　明子

のれん・負ののれんとは

のれんとは店頭にある、あの暖簾を由来としています。暖簾にはお店の名前が書いてあるので、のれん＝そのお店の信用度という意味で使われるようになりました。

例えばA店とB店で同じ商品を販売していたとしても、A店の信用度が高ければより高い値段で販売できたり、A店で購入する人が増えたりします。信用度とは、店名や屋号・社名のブランド力、店主の人柄などに対する信用といった目に見えないもの。会計上ではこういった目に見えない収益力をのれんという言葉で表現しています。

負ののれんとは、買収によって企業合併などが行われた際、資産や負債よりも買収した金額が低い場合に生じるのれんのこと。平成22年4月以降、全額を発生年度の特別利益として処理することとなっています。

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